けやきのからだ。

AD/HD 手帳は二級。23さい

自己愛を持たざるを得ないじゃないか。

「七歳年下だから」と「この男」を選んだわたしは、「頭のいい女」。

それから七年間、この男を愛し、一緒にいる。
そんな時間の中で、七年前一緒にいた彼に恋をしている。

わたしはこの男といることに決めた日から、
恋愛をしないと決め、七年前一緒にいた、16歳年上の彼を切り捨て、恋することをやめた。

「愛することなど、誰相手にだって出来る」と気づいたのだ。
ペットにだって愛をそそげるし、命のないものを愛することも出来るし、抽象的なものを愛することも出来るじゃないかと。
一夜限りの相手を愛することだって、自分への愛の一つだと思う。

愛さなければ、何になる、だから愛とは防衛。

憎まない為に愛する自己愛も、ある。

あの時彼も、16歳年下の女に悪態をつくくらいしか出来なかった。

彼はオトナだったが、カラダの為なら平気で愛を語ることの出来るそこらと同じオトコだった。

「処理せざるを得ないものを持つオトコは、自己愛を持たざるを得ないのだ」

と、16上の彼に思ってから、頭のいい女になることにした。

彼は幸せにしているだろうか。
わたしは恋することをやめ、頭を使って未来を愛し、七年間、生きてきたのだ。

わたしが最後に恋をしたのは七年前の彼でも、七年間を共にしたこの男を愛してきた。
今のわたしは少しだけ大人になったのか、最後に恋したあの男のことも愛していて、

「なんだ、オンナだって自己愛を持たざるを得ないじゃないか」

と、あの日を懐かしく感じた。